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次に、利用運賃カテゴリー２の特別乗継割引について検討します。
この特別乗継割引は、後で出てくる乗継割引28なんかよりはコストは高いのですが、予約変更可といった特徴があります。またもらえるＦＯＰも高いので順番に検討していきます。
高知空港で設定されている特別乗継割引のある路線は８路線（高知ー羽田、福岡ー目的地も同じ値段です。）pdf(https://www.jal.co.jp/dom/fare/f_tf_160901-161029.pdf)より作成。羽田の場合は+290円（旅客施設使用料）×２が必要。一旦、普通席料金で計算。
札幌ー羽田ー高知：42600円+580円[1220+986FOP](1FOPあたり19.57円)
青森ー羽田ー高知：38100円+580円[916+986FOP](1FOPあたり20.03円)
三沢ー羽田ー高知：37000円+580円[910+986FOP](1FOPあたり19.82円)
秋田ー羽田ー高知：35300円+580円[758+986FOP](1FOPあたり20.57円)
山形ー羽田ー高知：33900円+580円[580+986FOP](1FOPあたり22.02円)
小松ー羽田ー高知：35300円+580円[622+986FOP](1FOPあたり22.31円)
宮崎ー福岡ー高知：28500円[462+574FOP](1FOPあたり27.51円)
沖縄ー福岡ー高知：33500円[1274+574FOP](1FOPあたり18.12円)
高知ー札幌での予約画面：合計すると、42600円+580円(羽田使用料）となっているのが分かる。
ここまで特別乗継割引のコストパフォーマンスを計算してきましたが、特便割引２１高知ー羽田（普通席）の最安16.86円、特便割引２１高知ー羽田（クラスＪ）の最安16.56円には届きません。
ただし高知ー羽田ー札幌は２便ともクラスJ(羽田ー札幌はファースト)の設定があり、福岡ー那覇もクラスＪの設定がありますので、この2路線についてはクラスJの場合を計算しておきます。
札幌ー羽田ー高知（ファーストクラス）：52180円[1730+1064FOP](1FOPあたり18.68円)
札幌ー羽田ー高知（クラスＪ）：45180円[1322+1064FOP](1FOPあたり18.94円)
沖縄ー福岡ー高知（クラスＪ）：34500円[1382+574FOP](1FOPあたり17.64円)
*沖縄ー福岡ー高知は沖縄ー福岡のみクラスJ
次に乗継割引２８（利用運賃カテゴリー、運賃３）について検討します。利用運賃カテゴリー３は、ガクッと貰えるＦＯＰが下がります。その分、どれだけ値段でカバーできるかというのが着目点です。上記の特別乗継割引の結果も踏まえて、札幌と沖縄路線だけを抽出します。(https://www.jal.co.jp/dom/fare/f_nt28_161011-161029.pdfより)
札幌ー羽田ー高知：26000円（金27800円、土23900円、日28900円）+580円
高知ー羽田ー札幌：25300円（月25000円、金28500円、土28100円、日26000円）＋580円
沖縄ー福岡ー高知：25400円（高知ー福岡ー沖縄も同価格）
FOPは
札幌ー羽田ー高知 766+590FOP=1356FOP (1FOPあたり18.05円) *最安の土曜で計算
沖縄ー福岡ー高知 806+280FOP=1086FOP (1FOPあたり23.39円)
クラスJ使用の場合(乗継割引２８の場合は、ファーストを選べない。)
札幌ー羽田ー高知(J,J) 868+668FOP=1536FOP (1FOPあたり17.24円) *最安の土曜で計算
沖縄ー福岡ー高知 912+280FOP=1192FOP (1FOPあたり22.15円)
ここまでJALビジネスきっぷ、特便割引２１、株主優待、特別乗継割引、乗継割引２８を検討してきましたが、特便割引２１で高知ー羽田（クラスＪ）を利用するのが最もコスパが良いという結果です。しかしまだ終わりではありません。あと少し先得関係を計算していきます。
高知から札幌や那覇へ片道25000円台で行けるというのは魅力的ですよね。JALビジネスきっぷだと東京や福岡に行く値段ですからね。旅行は計画が大事ということがわかります。